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太毛は明るくなり難く、太白髪は染料が沢山必要

 


【イチゴカラーに増粘剤を加える】


大阪イチゴカラー講習会レポートです。

徳島からご参加頂きました美容師さんです。
4年ぶりの再会でした。

いつもはAsh8レベルのグレイカバーを
繰り返しています。

講習会で解説していますが

1剤1:1 6%OXの限界は【11レベル】

1剤1:5 6%OXは【12.5レベル】

日本人の平均的な毛質で直径0.08mmであれば
この差は仕上がりの明るさの差、それから
染料の量の差に直結します。

AshはそのほとんどがBLUEですから
暗くなり易い色なのです。

つまり、もっと明るくベースをリフトすることが出来れば
Ashも可能なのですが・・・

1:1長後のASHでは白髪のカバーは持続しません。
酸化重合で染まる色の中にBLUEは存在しません。

カップラー染料なので退色も早いのです。
色持ちが良いのは圧倒的にナチュラル系です。
ナチュラル系はそのほとんどが酸化染料であり
酸化重合発色で染まるからなのです。

色を重視するヘアカラー=褪色が早いと
言えます。



Before#1
(毛先まで白髪がハッキリと確認出来ます)



After#1



Before#2


After#2



今回のPointは

太い毛と細い毛には3倍以上の差があります。
黒髪はメラニンが沢山含まれていて
明るくなり難い。

太い白髪は細い白髪より染料を沢山必要とします。

つまり、太い毛は沢山のカラー剤を必要としている
ということです。



そこで粘度を高めることで塗布量を増やすことにしました。


粘度が高いため軽いタッチで塗布しても
沢山のカラー剤が毛髪に残り
しっかり明るく染まるのです。



私がお薦めしている増粘剤はイチゴカラー2剤100gに
対して1.5gです。

 


粘性を高めることによりZEROタッチも容易になります。
(頭皮に流れない)


既染部分との繋ぎはしっかりぼかしながら塗布します。
 


After#3




After#4

 


After#5



今日もご覧頂きましてありがとうございます。

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