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毛髪直径の差より毛髪体積の差を考えることが大切です。

【毛髪直径の差より毛髪体積の差を考えることが大切です。】

 

今回は、昔習った数学を思い出してみましょう。円柱の体積を求める。

 

数学の教科書には【体積=半径×半径×3.14×高さ】と書いてあったように思うのですが

半径=直径÷2=直径×0.5なので、これを代入すると

毛髪体積=(直径×0.5)×(直径×0.5)×3.14×高さ
=直径×直径×(3.14×0.5×0.5)×高さ
=直径×直径×(0.785)×高さ
≒直径×直径×0.8×高さ

となります。

n×直径×直径×高さ÷4=体積
n=円周率と置き換えることも出来ます。

そこで最も求めやすくわかりやすい方法をと考えた結果

【≒直径×直径×0.8×高さ】を採用することにしました。

 

仮に毛髪が10万本、2ヶ月間伸びた新生部分を3cm(30mm)として計算した場合


太毛  0.15mm   0.15×0.15×0.8×30×100.000=54,000㎣

細毛  0.05mm   0.05×0.05×0.8×30×100.000=6,000㎣

直径の違いは3倍ですが、体積は9倍の差となるのです。
このことが染まりを左右する大きな要因であると考えます。

 

このことから毛髪の直径が違うということのみを考えるのでは無く

体積はもっと大きな差となり塗布量も大きく変化することを考慮すべきということになります。


今日もご覧頂きまして有り難うございます。

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