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イチゴカラー新生部と既染部との繋ぎ処理

イチゴカラー新生部と既染部との繋ぎ処理

先日の記事
【イチゴカラーNB8+2ヶ月後】
http://ameblo.jp/gucchi21/entry-11787640606.html
をもう少し詳しく解説したいと思います。
もう一度、前回のブログを読み返して下さい。

問題がどこにあったのか・・・

”てくのかわさき”での講習会でしたが
モデルさんは2ヶ月前と同じモデルさん
つまり、前回、初めてイチゴカラーNB8+をされています。

私の判断により90分の自然放置にしています。


前回のレシピ

今回は最初、45分放置と伝えたのですが
30分後に根元の薬液を既染部へ延ばして下さい。
と私が指示したために
担当して頂いた美容師さんに迷惑を掛けてしまいました。

8レベル以上に明るく染めたい場合は塗布量はタップリ必要です。
(このことは講習会でウイッグで解説しています。)

それなのに、これから明るくなっていく大切な30後~60分の間に
必要な薬剤(タップリの)が根元新生部に残っていなかったのです。
つまり、明るくなりにくい、それから白髪も浮きやすい。

中途半端な方法を指示してしまったことを
後で気付かされました。

 

右画像・・・ですから新生部分と既染部の境界線も
新生部分が濃く、既染部分が薄い(明るい)
中途半端なラインが見えます。

シャンプーの度にこの境目は目立たなくなるようですが
それではお客様に喜んで頂けませんね・・・。

これが5~7レベルの明るさであれば
根元新生部の薬液を多めに作って

新生部分の塗布が終わって10~15分後、
頃合いを見計らって既染部分へ塗布して
さらに時間を加えて放置すれば良いのです。

しかし、明るくしっかり白髪を染める場合
とくに今回のような「明るくなりにくい」「白髪が浮きやすい」
毛質の方へは「塗布量をタップリ」「時間もしっかり」

ただし、大切なのは美容師側の満足や都合ではなく
「お客様の満足と都合に合わせる」ということが大切です。

私が行う講習会のモデルさんは
どちらかというと結果重視の「美容師側」です。

90分の時間放置が完璧であれば
お客様へインフォームドコンセントを行い判断しましょう。
(解説と同意を得ること)



次回はこちらのレシピで行います。
①を塗布し30分後に②既染部へ塗布します。
後はお客様の都合をお伺いして30分以上

理想的な9レベルを実現するためには
60分つまり根元は90分放置したことになります。

30分で染まるヘアカラーは1918年(大正7年)
から96年間ずっと続いていますので90分も放置?
と考えてしまいますが、これは毛質の違いです。

染まりにくい毛、染まりやすい毛、その差は数倍あると考えています。

これまで一括りに30分放置の方が不思議なくらいです。

すべてはお客様の笑顔のために・・・。

いつもご覧頂きありがとうございます。

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