イチゴカラーブログ
全国の理美容師さんへ伝えたいこと
【全国の理美容師さんへ伝えたいこと】
「ニュースレターWORK-WISE9月号」より
みなさんこんばんは!お元気ですか?
最近では朝晩に漸く、涼しさを感じるときがありますね、
もうしばらくは暑さも続くと思いますが9月に入ると秋の気配が
日一日と近づいてきますね・・・
さて、今年も後残り4ヶ月ということで今年の総仕上げを意識しています。
私、ここ数ヶ月は出張から自宅へ帰ると専ら9月発売予定の「カラーシャンプー」
の染着テスト、レシピ作成を寸暇をしのいで行っています。ここ数年はヘアカラー
関連を中心に活動していますが、これには大きな訳があります。
日本にパラフェニレンジアミン(酸化染毛料)が輸入されたのが(1905年)明治38年、
その1918年(大正7年)には既に30分で染まるヘアカラーが完成していました。
それから96年もの間、基本的なヘアカラーの内容はほとんど変わっていない
ことが分かりました。知れば知るほどに面白い・・・
このことに気付くきっかけになったのが「イチゴカラー」
との出会いです。
3年前に「1剤1に対して2剤5倍加えるイチゴカラー」との
出会いは衝撃的でした。しかし、最初から1:5を肯定できませんでした。
「ちゃんと染まるの?」「傷むんじゃないの?毛髪ダメージは?」
「頭皮は大丈夫?ピリピリするんじゃないの?」
などの疑問がすぐに浮かんでいました。
30代のころであれば、きっと自分のヘアカラーに対しての思い込みや、
過剰な自信などで「どうせ傷んでしまうだろう・・・」など無知の批判をして
いたに違いありません。
ですが50歳に近くなると「もっと深く知りたい」
「学びたいとの謙虚な想い」が芽生えてきまして
「取り敢えず試してみよう」ということになったのです。
そこでワンセット(120g×6+2剤)を購入し、知り合いの美容師さんに
「同じモデルさんで3回以上繰り返して結果を教えて下さい」そう託したのです。
信頼している友人でもある美容歴30年超の確かな目は「アリでしょう」
「これ良いですよ」と報告してくれました。「明るくしっかり染まるNB8+」
「頭皮の刺激もほとんど無し」「毛髪ダメージも特に問題無し」ということで、
私の「自分の中に落とし込むための実験」が始まりました。
ここで理美容師さんの誤解を解くことにします。
その壱、【2剤は酸性】
ヘアカラーの2剤6%過酸化水素は「酸性」です。
PHは3~4です。毛髪を傷めるのは1剤に含まれている「アルカリ」です。
1剤1:1「2剤」と比較して1剤1:5「2剤」であるイチゴカラーは
アルカリを五分の一に希釈しますのでダメージは軽減されるのです。
3~8レベルの明るさでもダメージ軽減の理想的なヘアカラーとなります。
その弐、【2剤は悪くない】
ヘアカラーの準備をしている時に手(特に指先)が白くなって
痛い思いをしたことがありませんか?
そのことが頭に残っていて6%過酸化水素2剤がダメージの原因だ
と思っていませんか?
これは手(指先)がアルカリに傾いていて過水6%が皮膚内部で
活性化しているからです。
これは怪我をした時に3%過水であるオキシドールを
塗ったときと同じ現象です。
6%ですから刺激も2倍になり20分以上
痛い思いをすることになります。
忙しくて手を洗っている暇がなかったり、パーマ液のつけ巻きなど
アルカリに長い時間触れていることが原因です。
健康な皮膚は酸性です。
指先は白くなっていても腕は何も変化はみられません。
手が荒れていたり、手にアルカリが残っているとその部分が白くなります。
これはスーパーオキサイド( 善玉活性酸素)です。
このパワーこそが怪我した部分を消毒し、毛髪のメラニンをも
分解するのです。髪を明るくする仕組みなのです。
その参、【1:5が明るくなる1:1はダメージが大きい】
ライトナーLT(脱色剤)と6%OXの比率を変えての毛髪実験を行いました。
LT1:1「6%OX」とLT1:5「6%OX」それから
米国の2剤12%(40vol)のLT1:1「12%OX」・・・結果は以下の通りです。
LT1:1「6%OX」11レベルまで明るくなり、
LT1:5「6%OX」は12.5レベル、
それから米国の2剤12%(40vol)のLT1:1「12%OX」
13.5レベルまで明るくなります。
LT1:1「6%OX」場合は過水を含まない1剤で濃度が半分の3%になります。
国内の6%OXの1:1調合であればプロ用も市販品も使用時3%なので
11レベルまでしか明るくすることができません。
ところがLT1:5「6%OX」は使用時5%・・・
それから米国の2剤12%(40vol)は使用時で6%
となりそれぞれ使用時の過酸化水素濃度でそれに見合った
スーパーオキサイドの発生により次表の通りになります。
つまり、明るさの違いは混合し、使用時の過酸化水素濃度で決まるのです。
しかも、
ダメージはアルカリ濃度に左右され米国の2剤12%1:1が最も損傷し、
次は1:1なのです。
1:5はこの中で過酸化水素の濃度は5%なのですがアルカリは5分の一に希釈
されていますので最もダメージが少ないということになるのです。
このことを全国の理美容師さんへしっかり
お伝えしたいと連日、東奔西走しています。
百聞は一見にしかず、是非、休日に各地で開催中の
「イチゴカラー講習会」またはサロン営業終了後
「イチゴカラー臨店講習会」でご自分の五感で受け止めて下さい。
イチゴカラーで染めてみたいと体験希望も受け付けておりますので
お気軽にエムテックまでお尋ね下さい。
イチゴカラーを体験して頂ければこれまでの1:1調合ヘアカラーの概念が崩れ、
目から鱗が落ちること間違い有りません。
ご連絡お待ち致しています。
今日もご覧頂きまして有り難うございます。