イチゴカラーブログ
6レベル白髪浮き状態を明るく修正イチゴカラー
【6レベル白髪浮き状態を明るく修正イチゴカラー】
モデルさんは二ヶ月に一度のセルフ、いや、ご主人による
市販品ヘアカラー剤を使用されています。
ご主人の方から「白髪が気になってきたから染めようか?」
と声を掛けられるそうです。
素晴らしいご夫婦です。
今日の講習会に参加されたら良かったのに・・・
(以前、そのようなこともありました。)
生え際と表面はしっかり塗布されているようなのですが
バックの内部はバージン毛があります。
それから中間に極端に暗い部分があります。
既染部には白髪が浮いて見えます。
この状態で全体をムラなく、明るく白髪もしっかり染める
ことが出来れば「素晴らしいメニュー」
「他サロンは出来ない独自のメニューとなります」
今回は妥協しないプロならではの施術方法を
行いました。
イチゴカラーの場合、ほんの少しだけであれば
以前にNB8+とLの混合施例を数回ご紹介していますが
今回は20:1CLでリフト後、イチゴカラーとしました。
Before
フロント回りは極端に高白髪率です。
20:1CLでリフト後
After
プレーンリンス後
完全ドライ
Before
既染部はタップリ手塗り
バック内部のバージン毛部分は脱染の必要がありません。
20:1CLでリフト後、完全ドライ
理論的には12.5レベルまで
リフトすべきです。
それ未満の場合は暗くなってしまいます。
根元ZEROタッチから既染部分へはタップリ手塗り
Before
After
一週間後には赤味も殆ど消え、1~2レベル程、更に明るく
なるものと考えています。
Before
途中でカラー剤を暗めに変更されたらしく
(ご主人様がフロント回りの白髪の部分ががしっかり染まらないからという理由で・・・
素人さんなのに素晴らしいと感心しました。)
しかし、塗布の方法によるものか・・・重なって暗くなった部分は明るくなり難いので
中間に暗い部分が残る結果となりました。
脱染は履歴次第です。
一度、ジアミン類による酸化重合発色した毛髪内部の色素は
通常のヘアカラー剤では明るくなりません。
カウンセリング時に、このことを十分に分かりやすく
お客様に伝えることが重要課題です。
カウンセリング時、インフォームドコンセント時は
お客様が美容師さんへ気を遣って
「理解したフリをされます」
皆さんが携帯電話ショップに行って
複雑な操作や料金プランを聞いても
よく理解しないまま
「はいはい、うんうん」と頷いていることと
同じことです。
一旦、暗く染まっていても
明るいヘアカラー剤を塗れば
明るく簡単に染まるもの・・・
と一般の方は思われていることを
常に念頭に置くべきなのです。
After
今日もご覧頂きましてありがとうございました。